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「はいはいはい、今週も始まりました異次元ラジオ。パーソナリティは二条オワリですどうぞよろしく。肺活量多いからいっぱい喋っても大丈夫とかいう理由で抜擢されました、終わってしまえ! 実は昔、ニジョクインとかいうラジオネームで投稿していたのは豆知識な、マメ! 一人でぶつぶつと喋ってんですよこれ、暗い部屋で。せめて相方よこせよって要求したらぬいぐるみを向かい側の椅子に置いていきました。ダメだこのクソ番組。ちなみにぬいぐるみは宇宙飛行士のヤッシーちゃんだそうです。よろしくヤッシーちゃん、ウン(裏声)。はい時間もないのに異様な量のお便りが届いているのでバンバン処理していきますよー。迷える子羊共を導く牧羊犬とはアタシのことですねー、つーか一人称アタシであってたか? 最近誰とも喋ってないから忘れちまったよ! そんなこんなでまず一通目、ラジオネームは『あっきゅん』!」
『嫁が今日からお家を出ちゃダメーって言ってきます。働けません、やったー!』
「愛の巣ですね羨ましい! あれも愛、これも愛! 愛ラブ愛! はい次、『鶏キッチン』!」
『彼女の膝の裏が舐めたいんですが、なかなか許してくれません。なにがいけないのでしょう』
「彼氏以前に変態なところですかねぇ。次はこの人、『我が輩は犬』さん。人じゃねえ!」
『最近、甘いものに飢えているのである。散歩の後には飴ぐらいほしいのである』
「バスケットボールの発言は認めない! 次行きましょう、ラジオネームは『御船流子』……りゅ、りゅうし? 読み仮名書いてないや、さん」
『オワリさんのファンです! いつも応援してます!』
「うわぁ普通だ! ありがとう! 次、ラジオネーム『巨乳美人』さん! ぶっ殺すぞ!」
『地下からなかなか出られません』
「上司が骨付きステーキを食べるまで我慢だ! はい次、ラジオネーム『ナメクジ』!」
『殺したいやつがいるのですが、なかなか上手くいきません』
「放送事故って言葉知ってんのか! おい今んとこカットね、次、『カモカモちゃん』さん!」
『きゃー、殺されるー』
「仲良いなお前ら! 続いてラジオネーム『ナイスバデーゆなりん』。嘘つけテメェ!」
『いもうとにむねのさいずでおいぬかれました。おまえもぬかれてしまえ』
「今日一番嬉しい報告をありがとう! テンション上がったところで次、『中村さん』!」
『太った!』
「アタシもだ! 人生に絶望したところで次のお便りは『ケータイ』さん!」
『最近充電が足りてない。辛いです』
「アタシもねー、なんかねー、潤いがねー。さて次、ペンネーム『バカ』さん! は、ペン?」
『愛していると一番実感したのは、彼女が殺されるときだった……』
「これ小説じゃねーか! そういうのは電撃文庫にでも送ってろ! うちはラジオ番組ですからねー、一人と一つの。ねーヤッシーちゃん、ウン。んで、次は『なるぴー』!」
『最近、友達が変な宗教を始めました。しかもノリノリです、どうしよう』
「近寄らずにほっとけ。こういう重いのやめてほしいなぁ。次、『花沢さん』」
『花沢さんと周りから呼ばれます。本名、ぜんっぜん違うんですけど』
「じゃあそのラジオネームはなんだよ! えー、まだこんなにあるのかよ。次は『卵』さん」
『彼氏が私を舐めたいと言って聞きません。この間、お腹を舐めて満足していたのに』
「右の膝を舐められたら、左の膝も差し出しなさい。変態カップルに幸あれ。さて次のお便りどんどん行きますよー、もっと健全なやつがいいですねー。ラジオネーム『姫路』さん」
『ひめじー』
「しめじー。関係ないけどヤッシーちゃん、微妙に動いてね? で、次は『ゆーゆー』さん」
『好きな人に愛してるって勇気を出して言ったら、耳を塞いでしまいました。悲しいです……』
「えぇ、あー、そういうのは直球だと、ほら、重いとか。恋愛相談は苦手なんだよなぁ。あれだ、がんばれ。ヤッシーちゃんどう思う? ウン。うんうん、じゃ次『青シャツ』さん!」
『彼女に愛してるって言ったら証拠を見せろって言われました。なにをしましょう』
「なに流行ってんの? 愛してる。リスナーのみんなー、愛してるー! いるならな! あぁそれと証拠はあれだ、ほら、俺の触りたいおっぱいはきみのだけとか言えばいいんじゃね? ちなみに一切の責任は取りません。さてさて、次のお便りは『もふもふ大統領』さんから」
『イトコによく脱がされます。イトコは生意気です。もふもふ』
「ぬ、脱が? ……もふもふ。はい次、『ヤッシーちゃん』。え?」
『そろそろ動いていい?』
「こわっ! 中に誰か入っていたのかよ、あ、立った! あ、どっか走っていった! しかも帰ってこねぇ! ヤッシーちゃーん!」
『最近、更に身長が伸びました。また着るものを買い直さないといけなくなる……』
「などとやっている間に読み上げたお便りは『前たん』さんからです。更にってことは、元から大きいのかな? いやー羨ましい。うちの犬も丸くならんと伸びりゃいいのにな。とまぁ具体的な悩み相談などなにひとつしないまま次に移る。ラジオネーム『アンジョー』さん」
『同じアパートに住む大学生が気になっています。腕相撲をしたときはドキドキでした』
「うわぁ、これは青春ですね。甘酸っぱいですね、ザクロですね。赤い実弾けてますよ。さて続いて『SHINJO』さん! ま、まさかこれはあの有名な!」
『野球選手ではないです。妹がヤンチャで困っています』
「ガッカリだ! 妹ぉ? ヤンキーなのかぁ? じゃあ怖いじゃん、なにも言いたくないよ! アタシは学生時代、見た目だけでヤンキーグループに分類されて肩身が狭かったのだよ! あいつら陰湿だしちょうこぇぇもん! ……ごほん。はいはい、次ですよー。『ホーサク』さん」

『星くん、勝負ですばい!』

「これ悩み相談なんだよ! アタシを悩ませるな! 次! 『シラサギ様』! うぜぇ!」
『上カルビ様食いてぇ!』
「上カルビ=シラサギ。はいここ試験に出るからねー。次は『ユッキー』さん」

『一曲いかがですか?』